墓じまいをする前に知っておきたい事!!墓じまいに失敗しない為の注意点とは?!

自分のご先祖様のお墓を維持する事ができない場合、一体どうすれば良いか皆さんは知っていますか?お墓には維持費もあり維持できない場合、適切に対処する必要があります。ここでは、墓じまに失敗しない為の注意点についてお伝えします。

現代人が墓じまいを選択する理由とは?

墓じまい トラブル

現在、墓じまいを行う方が増加しています。その最大の理由には、自分のご先祖様のお墓継承者がいない事が原因に挙げられます。また、お墓が遠方にあってお墓参りする事が難しい為、維持管理まで行き届かないケースも現実として挙がっています。このように、お墓継承者がいない墓地になってしまうとお墓は荒れてしまい、長期管理費の支払いなども滞ってしまう為、無縁仏として先祖代々管理してきたお墓が撤去されてしまう事になります。こうした理由からも、自分のご先祖様を無縁仏にしない為に、永代供養・散骨・自宅供養に切り替えて管理を行う目的で、墓じまいをする方は年々増加しています。
この場合、墓じまいの改葬を行う事になりますが、改葬とはお墓の引っ越しの意味合いで、墓じまいする事でお墓がなくなります。そして、お墓を処分した後にどのような形でご先祖様の供養を行っていくか、それについて決めておく必要があります。最近では、樹木葬、散骨、海洋葬など、自然葬を選択する方も増えており、従来のように、故人はお墓に入ると言う供養の考え方から新たな供養の価値観が広まっています。

墓じまいでよく起こるトラブルとは?

墓じまい トラブル

① お寺との間のトラブル

お布施はお寺の大きな収入源になっている?

お墓には、公営霊園、民間霊園、寺院墓地など、色々な種類がありますよね。基本的に公営霊園や民間霊園は宗教や宗派は問いません。ですが、寺院墓地の場合は宗派や檀家が利用するお墓になってくるので、その点が変わってきます。公営霊園や民間霊園のお墓管理費はもちろん、寺院墓地にはその他に護寺会費と言うものがあります。また、墓石販売、或いは、墓石購入仲介、その他にも檀家からのお布施、お墓関係や謝礼など、お寺収入の約7~8割を占めており、その分、葬儀以降も祭祀を引き受けてくれてお墓の管理をしています。しかし、寺院墓地の場合は、今まで管理してきたお墓が無くなる事をはじめ、檀家から入ってくる寄付金や謝礼などの収入が減る事に繫がってしまいます。なので、お寺にとって嬉しい話ではないのです。

高額な離壇料を請求される?

日頃から特に連絡をする事も無く、突然に「墓じまいをする」と言われてしまうと、お寺にとっても気持ちが良い事ではありません。やはり、日頃から檀家の先祖供養を行ってもらっている感謝の気持ちを忘れない事は大事です。お寺にとって墓じまいされる事は、収入減にも繫がる事です。お寺との関係性は大事なので、そこをないがしろにしてしまうと、墓じまいを辞めてもらう為に、高額な離壇料を請求される場合もあるので気を付けましょう。



このような、お寺との間で起こるトラブル回避する為には、常日頃から自分がお世話になっているお寺との良好な関係を築く事が大切です。墓じまいを考え始めた理由、その事情などを相談しながら、管理を続けることが難しい旨を伝えることが必要だと思います。前もって相談され仕方無い場合、トラブル回避にも繫がります。それでも発生してしまったら、一人で悩まず檀家の総代に相談するのもアリです。また、法律のプロに相談する事も場合によっては必要です。

② 連結墓地でのトラブル

連結墓地とは?

連結墓地は、2つ以上のお墓の基礎部分が連結されたお墓です。通常の単独墓地より地震や地盤沈下に対して頑丈なメリットがあります。ですが、墓じまいではこのタイプのお墓になると、返還工事以外にも隣のお墓を残す工事が必要になります。なので、その工事費用も自己負担する必要が出てくる場合もあります。

連結墓地を巡るトラブルとは?

連結墓地と言うのは、大体が兄弟や友人同士で作るケースが多いです。地震対策で連結工事を行っている所もありますが、その後、トラブルになる事も少なくありません。例えば、隣同士が不仲になった事で、別の場所へお墓を移したい方、遠方に引っ越した方、お墓参りが体力的に辛くなり近場へ移したい方、お墓後継者がいない為永代供養で合祀したい方など、連結墓地の様々な理由で墓じまいを強いられる時、連結墓地の返還工事に関するトラブルが発生します。こうしたトラブルを回避する為には、連結墓地を建てる際に墓じまいを行う事についても話し合いは大切です。既に連結墓地が立っている場合には、墓じまいの経緯を介しながら工事費用を話し合う事が大事です。

③ 遺骨を巡るトラブル

遺骨の改葬先が見つからない?

例えば、墓じまいを決めても遺骨改葬先が中々見つからない場合があります。焦らずじっくり改葬先を見つける方法として、改遺骨の改葬先を複数候補に絞り、最終的な改葬先を慎重に選んでいくのがポイントです。特に、宗教宗派を限定している場合、お墓の管理者が宗教宗派を改宗しないと改葬を認めない事があります。また、希望予算と改葬方法の両方に見合った改葬先が無い事もあります。特に、遺骨数が多い程改葬費用が高額になりますが、希望予算内で改葬を行う事は難しくなります。なので、予算に見合った改葬先を見つける為にも、必要条件を絞った上で、改葬先を再検討するのがお勧めです。また、実際に改葬する際には、墓じまい代行サービスを利用すると便利です。

必要な書類が足りない?

墓じまい トラブル

改葬許可証と言うものを、自分のご先祖様のお墓を管理している市区町村役場が発行しています。これを発行してもらう為には、初めに受入証明書・埋葬証明書を添付した改葬許可申請書を市区町村役場へ提出しなければなりません。受入証明書・埋葬証明書は、発行元がそれぞれ異なるので、発行時に必要書類が不足していた、なんて事が無いよう、余裕をもった準備がポイントです。

受入証明書

受入証明書は、改葬先のお寺によって発行されます。なので、遺骨移動先のお寺が決まったら、改葬先のお寺に受入証明書の発行を依頼しましょう。

埋葬証明書

埋葬証明書は、移転前にお墓管理していたお寺が発行します。なので、墓じまいが決定したら、お寺に埋葬証明書の発行を依頼しましょう。埋葬証明書は、遺骨1体に1通の証明書が必要になります。よって、遺骨の数だけ埋葬証明書が必要である事が原則です。また、先祖代々のお墓は、予想以上に多くの遺骨が納められている事が多いです。中には、お墓に身元不明の遺骨が含まれている場合もあり、こうした多くの遺骨を改葬する際には、どの遺骨に埋葬証明書発行が必要か、各市区町村役場で判断が異なるケースもあります。なので、多くの遺骨を改葬する時は、埋葬証明書発行が必要な遺骨について、市区町村役場の窓口で確認しおくと間違いありません。

改葬許可申請書

改葬許可申請書は、お墓を管理している市区町村役場の窓口で入手する事できます。現在、窓口へ行かなくとも市区町村のウェブサイトから改葬許可申請書用紙をダウンロードする事ができる場合が多くなっています。受入証明書・埋葬証明書を添付した改葬許可申請書を、お墓を管理している市区町村役場に提出します。特に、書類に不備がなければ市区町村役場で改葬許可証が発行されます。提出するにあたり、故人や申請者の戸籍謄本が必要な場合があるので、事前に市区町村役場へ確認しておくのがお勧めです。改葬許可証が市区町村ごとから発行されれば、お墓の移転先に遺骨を移す事ができます。